CQを出そう

アマチュア無線でQSOするということは誰かが誰かを呼び出して通信が成立する。ちょっと大袈裟な言い方になるが、どちら側になるかで結構心構えが違うような気がする。知っている局同士でいつも交信するのとはちょっと違います。

そのあたりを含んだ、これからCQ出したり受けたりして無線始めたいがどうしたらいいかをメモしたいと思う。そういう自分も初心者みたいなもんですが、なにかあればご指摘ください。

CQとは

ある特定の友達や仲間を呼び出すときはコールサインを言って呼び出すが、不特定の局を呼び出す場合は最初にCQコールにて呼び出すこととなる。

また、CQでも本当に遠く(これをDXという)の局が希望であればCQDXというように呼び出すこととなる。これは主にHF(電離層反射を利用した通信)で多いです。流石に2mとかでCQDXと呼んでいる局は聴いたことはないです。近くの局は例外を除いてお相手しないよ、という意味もあります。もし近くで応答すると相手の表情がわかるように悪い意味で声のトーンが変わりますので。

CQの前に

いきなり呼び出しては駄目で、自分の無線機を送信できる状態まで設定したあと、最良の受信状態で使いたい周波数が誰かに使われていないか確認する。

空いているようでも自分が聞こえないだけかもしれないのでチェックしてみる意味で送信する。

JE9CII
どちらかお使いですか。こちらはJE9CII

もしここで誰かが使っているようなら一言挨拶して別の周波数を探す。この方法で空きチャンネルを見つける。コールしてから10秒ほどは聴きたいところです。既に使っている局がゆっくりマイクの送信スイッチを押して声を出す合間という意味で。

この周波数確認をせめて2回ほどしたいところ。

実際の呼び出し例

以下は2m(144MHz帯)での例です。自分はJE9CII、相手がJR3AAA(実在の局かもしれませんがここで例としてコールサインお借りします)とします。また、自分が石川県XX市、相手は滋賀県XX市に居るとします。

こちらからCQにてコールします。

JE9CII
ハローCQ,CQ
こちらはジュリエット、エコー、ナイン、チャーリー、インディア、インディア  JE9CII 石川県XX市 どちからお聴きの局いらっしゃいましたらQSO願います
送信後、受信する。何も返事がないときはこれを繰り返すことになる。
あるとき、どこからか返事が来ている。
JR3AAA
こちらは ジュリエット、ロミオ、スリー、アルファ、アルファ、アルファ JR3AAA 滋賀県XX市から
ほら来た。以下は特に順番無いが、大体このようになる。
JE9CII
JR3AAA ありがとうございます。こちらはJE9CII 石川県XX市からです。そちらからのレポートは57、ファイブセブンです。こちらの名前はサクラの、トウキョウの、ウエノの、サトウと言います。 お返しします、JR3AAA こちらはJE9CIIですどうぞ。
というような流れでQSOが続き、最後はファイナルを送ることになる。
ファイナルを送るとは、これで最後にしましょう、という意味。
また別の意味で、無線機の送信最終段の意味でもある。無線機のファイナルがやられた、と皆さん言うのは送信用のデバイスが故障したことを示す。
JE9CII
それではFBなQSOありがとうございました。いつもこのバンドに出ていますのでまた繋がりましたらよろしくお願いします。セブンディスリー
JR3AAA
いやいやこちらこそ楽しい時間をありがとうございました。それでは失礼します。セブンティスリー
JE9CII
はい 失礼します
セブンティスリー(73)は男性に対して送る言葉であり、女性へは88となる

周波数とモード

CQであるが、モードによりちょっと違う場合がある。一般的にはFM(F3E)では呼び出し専用周波数があり、QSOは別の周波数に移って行う。なので、このモードで他の局が出てこないかと待っている局は呼び出し周波数を聴いていることになる。
例えば、2mでは145.00MHzが呼び出し周波数である。移動先は上または下の20kHzステップ移動ごとが一般的である。2mでは145.02、145.04MHzとなる。下側は144.98MHz、144.96MHzですね。
相手を呼び出した後でも、呼び出し周波数のままでいると他の局が使えないので注意を。場合によっては注意されます。
これ以外のモード、例えばSSB、AMでは呼び出し周波数はなく、空いているところを見つけていきなり?CQとなる。

CQを出す側

心得というとなんだか大袈裟だが、CQDXと言わない限り誰でも応答してくれ、という意味である。もしそうでないなら直接コールサインを呼ぶとか何らかの方法をとったほうがいい。
例えば、JF9xxx各局、クラブ名、サークル名など
CQで応答してくる局は
このCQ出してる局とQSOしたいんだ
という想いで出てくるので、丁寧にお相手したい。
希にではあるが、CQに応答したはいいが以下のような場面に出くわすことがある。
なんとなく面倒くさそうな局
お呼びではないよ、あんたは
日常すぎて雑すぎる対応
こちらの落ち度があるのかもしれないがよくわからない。

CQを受ける側

応答するときは自分が出ていいのか、をまず考えること。CQDXと遠方を呼んでいるのに近所から出るとちょっと迷惑かもしれない。
誰でもいいから情報交換したい、暇だから相手してほしい、という雰囲気であればゆっくり受けてみたい。
局数をこなそうとしている局はあまり長話を好まない。精々がお天気や気温程度、あとはRSレポートとQRA,QTH交換程度である。コンテストでは特にそうである。
よく珍局でパイルになることがある。そのときも一度は応答してみて、あとはCQ局の指示を待ちたい。時にはそれを無視してがなり立てる、連呼する局もあるが迷惑である。
パイル:パイルアップのこと。一斉に呼び出し局に応答すること。以下にリンク置きます。
まあ応答するといろんな対応されるけど、大人のQSOを心掛けましょう。

QSLカードの問題

CQを出す場合、よくJARL経由でQSLカード交換が行われるが、たまにしか出ない局はJARLに未入会だと思うのでなので、この交換システムを利用できない。
そうなるとノーカードということになるが、一部の局は交換前提でCQを出していたりするので応答した局がノーカードであるとガッカリしたり、極端な場合は怒ったりするという。
バンドにもよるが、CQ出す局の目的がいろんなアワード関連に挑戦しているとQSLカードを欲しがります。こんな局はHFが多いです。7MHzとか。
このあたりが厄介な点です。CQ出す側も応答する側もノーカードでもいいよということにして欲しい。
因みに、自分はカード交換可能であるが、CQに応答してくれる局には交換でもいいし、ノーカードでもいいよ、と毎回アナウンスしている。やはり出てくる局には心地よくしてもらいたいです。また今度やろうと思ってくれるように。
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